最終更新日  2016年2月12日

埼玉県の川の起点(終点)分類

石柱の頭頂部形状による分類考察です。
一緒に発注されたであろう、兄弟石柱がわかります。
石柱は同形式が地域ごとにまとまって存在しています。
また、1種類1ヶしか存在していない石柱が結構あることがわかります。

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特   徴 1 2 3 4 5
頭頂部形式 分類名 考  察
面取りRの無いブロック
一般型
一般系T型 ”一”の文字に若干の特徴がある。
県北、熊谷市、深谷市、寄居町に集中。
あまり埋もれている事がない。
福川 元荒川 星川 忍川 市野川
吉野川 新吉野川 和田川 和田吉野川 板東沢川
籐治川
一般系U型 一般系T型より文字が小さめのもの。
新河岸川水系に多い。
新河岸川 九十川 柳瀬川 東川
一般系V型 一般系T型のものより文字が大きめのもの。
新方川
一般系W型 一行書きで、文字が大きく、背が高い。
裏面は”埼玉県”
ほとんど埋もれていることが無い。
荒川中流右岸ブロックに多い。
安藤川 鳩川 氷川 兜川 雀川
館川 九十九川
一般系X型 比較的新しく文字は大きめ、白墨入。
”粕川”のみ文字が少し違う、別タイプか?
粕川 角川 新川 横塚川
一般系Y型 一行書き。
”一級河川”の文字が小さく、河川名の文字が大きい。
白墨入。
第二大場川
一般系青毛堀型 準用河川表示、境界という表現がある。文字は小さめで、彫りは浅い。
青毛掘川 青毛堀川
(終点)
一般系二行T型 右に小さく”一級河川”
中央に”***川起点”
裏面は”埼玉県”
”点”の字が旧字体。
御陣場川 志戸川 天神川
一般系二行U型 全高は低く、文字の彫り込みが深い。
埼玉県の表記は無い。
辰井川
一般系三行型 文字が小さめで書体が長閑。
全高も小さめ。
備前掘川 野通川
頭頂部や側面が割肌仕上げのブロック
WILD型
WILDT型 二行書き
右に少し小さい文字で”一級河川”左に”河川名”裏面の表示は無し。
側面、頭頂面、裏面が割肌仕上げ
小ぶり
”級”の字に若干の違いがあるが字の感じは同一である。”点”の字は旧字体。
入間市、飯能市付近に多い。
入間川 葛川 小畔川 不老川 北川
中籐川 直竹川 宿谷川
WILDU型 一行書きで比較的あたらしい感じ。
側面、頭頂面が割肌仕上げ。
荒川上流の支流に多いタイプ。
横瀬川 吉田川 浦山川 生川 日野沢川
石間川 阿熊川 滝ノ入沢川 橋立川 長留川
荒川
WILDV型 太目
二行書き
赤墨入
裏面の埼玉県も赤墨入
側面、頭頂部が割肌仕上げ。
越辺川 大谷木川 炭谷川
WILD
備前渠型
側面と背面が割肌仕上げ。
二行書き
備前渠川
WILD
新河岸川放水路型
上流端表示
細長
頭頂面、側面が割肌仕上げ。
新河岸川放水路
(上流端)
新河岸川放水路
(下流端)
頭頂部両脇がRもしくは面取りのあるブロック
天横R型  
天横RT型 二行書き。
小ぶり、川の両岸に2ヶ存在する。
裏面の表記は無し。
滑川 槻川
天横RU型 一行書き文字が小さめのもの。久喜市(旧菖蒲町)に多いタイプ。
しかし、庄兵衛堀川は、準用河川表示。字体が似ていて、石材も同じようなので、同時期の作成と考えられる。
庄兵衛掘川 庄兵衛堀川
(終点)
備前前掘川 備前前掘川
(終点)
天横RV型 天横RU型より文字が大きめのもの
鴨川 古隅田川
天横角型 比較的新しく、文字は大きめで白墨入、頭頂部の仕上げは両脇面取り
深作川
天横R通殿型 設置年月日が入る唯一のタイプ。
自治体名表示あり、
通殿川
天横R準用T型 準用河川表示。一行書き
起点のてんの字は旧字体。
裏面は”埼玉縣”と旧字体。
文字の彫りが浅く読みにくい。
大落古利根川
天横R準用U型 上部に”準用河川”と二行書き。
下部に少し大きな文字で河川名。
裏面は”埼玉縣”と旧字体。
細見の作り。
小山川支流に多い。
小山川
(身馴川)
稲聚川 稲聚川
(終点)
小平川 小平川
(終点)
秋山川 間瀬川
(終点)
天横R準用V型 細身二行書き。
右上に小さい文字で”準用河川”表示。
裏面は、”埼玉県”と新字体。
文字の彫が浅く見にくい。主に久喜市、春日部市に存在。
隼人掘川 隼人堀川
(終点)
姫宮落川
天横R準用W型 右側に”準用河川”左側に”河川名”文字は同じ大きさ。
赤墨入文字。
裏面は”埼玉県”。
細身の作り。
有間川 龍ヶ谷川
(終点)
天横R準用X型 上部右側に”本法”、左側に”準用”
中央に河川名、その下に在所名がある。
裏書は無い
彫が浅く読みにくい。
唐沢川
(終点
 天横R本法型  一行書き、”本法河川**川起点”表記。
裏面に文字なし。
         
 市野川2
       
頭頂部が全体にRがあるブロック
天R型
天RT型 準用河川、自治体名表示。
文字の彫が浅く見にくい。
小さめである。
唐沢川
天RU型 準用河川表示、一行書き。
裏面の表示は無し。
小ぶり。
道路元標の形式に良く似る。
阿諏訪川 毛呂川 大場川
天RV型 準用河川表示、二行書き。
裏面に小さめに埼玉県。
道路元標の形式に良く似る。
元荒川2
天RW型 ” 本法河川**川起点”表示
一行書き
裏書きは無
         
越辺川2
       
天RX型 Rはゆるめ。
上の2タイプより新しい。
元荒川支流に多いタイプ
芝川 綾瀬川 赤堀川
頭頂部四辺面取りもしくは、Rのあるブロック 四辺R二行型 準用河川表示。二行書き
文字大きい。
頭頂部4辺には径の小さいRが付いている。
なんと、埼玉県の西の端の赤平川と東の端の倉松川が同じ形式だったという奇跡。この理由はいかに??
赤平川
(河原沢川)
倉松川 倉松川
(終点)
神流川
(終点)
薄川
(終点)
小森川
(終点)
四辺R三行型 頭頂部四隅は面取り。
羽生市の中川とその支流に多いタイプ。
中川 新槐掘川 手子掘川 午の堀川
分類外
(分類の難しいタイプ)
        
菖蒲川 三郷放水路 谷中川 大落古利根川
(終点)

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