2016年6月7日 更新
鬼怒川は栃木県日光市鬼怒沼を源流とし、
奥鬼怒温泉郷、川俣温泉、川治温泉そして、鬼怒川温泉と
数々の温泉を流れた後、平野部に出て大河となり、栃木県南東部、茨城県南西部を流れ、
常磐自動車道橋の少し上流で利根川と合流する、
総延長176.7kmの利根川の支流の中でもっとも長い河川です。
過去の名称では、衣川、毛野川などと表記されていた時代もあるようで、
鬼怒川と書かれる様になったのは、近代になってからのようです。
また流路は、現在では独立して利根川に合流するようになっていますが、
江戸時代までは、下流部が現在の小貝川と合流し取手市付近で利根川に合流していたようです。
ですから、現在の下流部、水海道市以南は人工的に拡幅された川になります。
また、利根川東遷事業の以前は、現在の利根川下流部が鬼怒川下流部で、
直接海に流れ込む大河でした。