埼玉大橋(さいたまおおはし)

埼玉大橋は1972年(昭和47年)に完成、右岸の埼玉県大利根町、左岸の同北川辺町を結ぶ埼玉県道46号線の橋。
2010年には両町は加須市に合併し、両岸とも加須市になってしまいます。
この橋の完成以前には、加須市大越に大越の渡しがあり両岸を結んでいました。
北川辺町が埼玉県でありながら、利根川の左岸であるのは、
利根川のこの部分が、かなり人工的に開削されたものであることを物語っています。
自然に於いては、利根川の流れは、現在の埼玉、群馬県境を蛇行し、
谷田川の流れになり、さらには渡良瀬川に合流し、栗橋町のあたりに流れ出ていたものです。
しかし、これは、利根川の流れのごく一部で、
このあたりに、”川俣”や”会の川”や”合の川”などの地名が散見されることなどから、
湿地帯を網の目の様に流れる川であったことが伺えます。

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